昨夜書かなかったですが、私の目覚めた瞬間脳内に浮かんだことと第一声。
「しまった!!あの構図は創世(ツクヨ)を入れるべきだった!!」
∑(゚Д゚)
………起きた瞬間に原稿のことを考える渡瀬です。(コミックスで直したる!)
先ほど、軽い打ち合わせしまして。18日発売の、「アラタカンガタリ~革神語」コミックス第22巻!を刷り立て一冊頂きました!
(*^o^*)
コトハの下着が目を引きますな…(笑)
皆様、宜しくお願い致します!!
<(_ _)>
前半はハードバトル、途中からは息抜きのネタ回で笑って下さい。
大胆な「革ちゃん」が見所です(笑)
さて、昨夜は風呂に入って暫く眠なくて、夜中ボンヤリなんとなく検索してたら、以下のサイトに流れ着きました。
http://blog.goo.ne.jp/manga_michi
「漫画家を目指す人へ」
全部ではないですが、ざっと読むと、これがかなり的確で、頷けるし詳しいし、なるほど…確かに…( ・_・)
うーむ。
かなり厳しい現実も書かれていて、凹むかもしれませんが…
作り方もありましたが、漫画家を目指すスタンス、仕事の流れや担当編集者のこと、などなどかなりボリュームありますので、目指す方は現実として読むのも悪くないと思います。
私は基本的に理論は脳内だけで展開してて、人様に説明出来ないタイプなんで、こういう講義的なのは出来んです…
σ(^◇^;)
私の時代では、周りに描いてる子も少なかったし、進路で漫画家目指すなんて言ったら笑われたし、なんせネットないし、もちろんアナログしかないもので、道具から技術から、独学で練習して学ぶしかなかったんだよなあ…(80年代ですからね)
同人誌の存在すら、知らなかった。
今や、ネット上では「漫画家なりたい」「絵が上手くなりたい」とか色々情報交換や仲間が出来て、楽しそうですね。
デジタルで道具も増え、専門書は数知れず。
小学生がペンタブを操る時代。
技術とかは置いといて、
個人的には、漫画描くのに理論どうのはめんどくさいなあ、というわたくし。
そんなこと頭で考える前から、勝手に幼少期からラクガキや漫画描いてたしなあ。
息吸うのと同じなんですね。
(だから、うつ病発症して、心が描きたいと叫んでも身体が描こうとしなくなったときの絶望感と衝撃たるや!)
私は専学行ったけど、当初は今みたいな情報ないしね、短大やめて漫画に掛けようと、わざわざ選んだんだ(笑)
ただ、見学のとき、当初の先生に「卒業しても仕事はない、入ってもプロになれるのは殆ど居ない、薦めない」(笑)と説得されました……
入学前に賞に入って、担当編集者が付いたので、殆ど学校は関係なくなってしまったのですが(途中デビューで中退)
…基本はデザイン学校なので、人物デッサンやエディトリアルデザイン、レタリングデザインなどの他の授業と、友達出来て良かったな思い出。
一年も行けなかったな…(°°;)
(数年後伺ったら、なかなかどうしてデビュー数人出てたんですが、そのときの先生、シッカリ冷静な印象でした)
上記のサイトでもありましたが、ほんま入学金出してくれた親に申し訳無いこと仕切りです。(まあ、父だが)
今なら、短大行きましたよ。
あと、短期間でも就職すべきだったと、今でも思います…有り難いことにデビュー後すぐ短期、長期連載頂けたんで、必死で、他に働くことはなかったんですが…社会経験してないのは、未だに悔やまれます。
25年やれてきたけども、私は未だに「私、漫画家ですから」な感じになれないんですよ。(´・ω・`)
知らない人に言うのも抵抗あるので、お店など記入欄も突っ込まれない限りは「自由業」
「お仕事は?」「…デスクワークです」「パソコンですか」「…ええ」
誤魔化す誤魔化す!(笑)
まあ、ポロッとバラす時もありますが、根ほり葉ほり聞かれたくないのが本音。
特殊な技能職ではありますが、「特別」でもないし。σ(^◇^;)
よくアシさんたちには、
まあ、私がクソマジメなのでゆったりさせようとしてくれてるのでしょう、
「先生くらいになったら、もっとデンと構えてていいんです」
「もっとワガママになってみては」
「世界に作品が行ってるんですから自信持って」
「もう好きなペースで描いていいんですよ」
…ムリなんだなあ。
この世界に入ってから、私はいつも《背水の陣》だと思ってます。
今でこそ、入院などもしたので甘えさせて頂いておりますが。
倒れては身も蓋もないので。
もっと周りに迷惑をかけるのはいけない。
(遅れたなら遅れたなりに、本誌もリマスターも全身全霊かけたものを出したい、です)
アニメ化しようが、何百万部出ようが出まいが、どっしり余裕綽々になることなんて永久無いだろうなあ…(´Д`)

デビュー前の10代の頃も《これしか自分にはできる能力がない》
《漫画家になる以外にもう道はない》というハングリー精神が凄かったんですが。
なんせ、裕福じゃないし。
母は腱鞘炎になるまでミシン踏んだりあちこち働き続けて、父がお給料ほぼくれんから(笑)
弟は障害児ですから、現実的には堅実に就職しろよ!!…な、中。
なんでか《絶対になれる》と決めきってたんですなあ…で、《絶対に母を楽にしてやるんだ!!》と中学生から思っていた。
なに甘い夢見てんだ!!…の中で、よく母も反対しなかったなあ…
いや、正確には毎度怒られてました。
描いてて親が来たらサッと隠して(笑)
でも、後から聞いたら「親の反対ごときで諦めるなら、そこまでと思ってた」
………試されていた!!( ゚Д゚)
まあ、それだけ描くのが好きで好きで(むしろ読むより描くほうに特化)他に考えられなかったんで…
デビューした授賞式で、皆が笑顔で乾杯してる中、私は固い顔で《ここからどうやって10年生き残るか》《ここからが戦いだ》と1人深刻に覚悟を決めてました。
とても笑ってられる余裕はなかったです…
なんだかんだ、応援してくださる読者様のおかげで、生き残ってこれましたが、一度も安らいだこともなく、悩みは尽きず、壁が立ちふさがり…それでも、皆様知ってのとおり。
勝手に仕事以外に1000枚以上のネーム切るわ(笑)
今も、ただでさえ身体おかしいのに、週刊連載と平行して同作品の作り直ししてるわ、まあ、異常です(笑)
ずっと背水の陣!と思ってるので、いつまでたってもハングリー精神が尽きないんですかね…(*`ー´)ゞ
そもそも、ベテランになればなるほどいい立場になれる業界でもないし。
《私は描きたいんだよっ!!!》
この貪欲さだけで生き残れてる気がします(笑)
色々うまくいかない時なんて描いても辛いですよ?身体はしんどいし。けど同時に楽しいんですなコレが…
ここまで(正気か?)なメチャクチャすると、編集さんも呆れるのか感心するのか分かりませんが、誰かが手を伸ばして力を貸して下さるのですなあ…
熱意だけしかないもんな、私は。
才能だとか、何が自分の武器かとか、未だよく分からないし。不器用ですしな。
( ・_・;)
もっと、上手くなりたい。
もっと、表現力を上げたい。
もっと、漫画で実験をしてみたい。
もっと、読者さんと楽しみたい。
もっともっと、と思うと身体があと5つくらい欲しいわ…!!(*`Д´*)

先日、アシさんが私に聞きました。
「(アラカン)読んでくれた読者さんにどうなって欲しいですか?」
私は即座に答えました。
「(アラカンだけでなく)ああ、良かった!!
(*´∀`)と思って欲しい。
良かった!読んでて良かった!と思って貰えたら。
勇気を与えられたら!
生きる力を与えられたら!
うん、幸せになって欲しいな!
幸せになってほしい!o(〃^▽^〃)o
で、それを見て私も幸せ!
ありがとう!ってなって、相手もありがとう!ってなって、なんて素晴らしいんだろうか!(*'▽'*)」
とかなんとか、うっかり本気で答えました恥ずかしいヤツめ(*v.v)

現実は厳しいものですが。
夢や理想は貫きたいなぁと思います
…漫画家志望の皆様は《何のために》描きたいんですかな?(*・ω・)
長くなったー…眠って明日こそネームするぞ
(σ・∀・)σオヤスミ